静寂はいつでも、どんな状況下においても
私たちに寄り添ってくれるものです。
静寂に距離を感じるのは、
静寂が私たちから離れてしまったのではなく
私たちが静寂から遠ざかってしまったからなのです。
不協和音の中や、絶え間ない雑音の流れの中でも
静寂は見つけることができます。
静寂野中で祈りを唱え、リズムと音色、
そして言葉の創造的性質を
身体の中で共鳴させることによって、
自身を超えた存在と結びつくのです。
(本文より)
いま「静寂」はどこに見出すことができるのか…
未曾有の状況に有る日本で、
本書は現代におけるあらたな静寂への道呈示する。
シュタイナーの思想とユングの心理学を結合する、
精神心理学の名著、本邦初訳。
ロパート・サーデッロ 著
岡田有子 訳
A5版 本文160頁