お誕生日や出産のお祝いに最適です。
「おかあさん、わたしはどこから来たの?」 小さな子の素朴な問いかけに応えるファンタジー
作者からのメッセージより
シュタイナーは、人間は生死を繰り返しながら個性を磨き成長させていくと考えています。そして人は、宇宙にいる時に次の人生の目標を定め、自分の親を選んでやって来るというのです。
このお話はこのような考え方に基づくシュタイナー幼稚園で、誕生日のお祝いの時に語られるお話の一つです。私はこのお話に不思議なリアリティーを感じ、小さな子どもをもつお母さんにぜひ伝えたいと思いました。そこで、ドイツのシュタイナー幼稚園で語られているお話をもとに、私なりのイメージを本にしました。
シュタイナー幼稚園では、子どもの誕生日の当日に、先生は子ども達といっしょにお祝いのテーブルを用意します。真ん中にみんなのための大きなキャンドル、その周りにその子の年の数だけキャンドルが立てられます。お誕生日の子を特別席に招くと、真ん中のキャンドルに火をともしてこのお話が語られます。-
塩見 佳子 絵・文
水彩画・パステル画を主に描く。子どものための絵と手仕事のクラス、ちびっこアトリエを主宰。シュタイナーの芸術教育に魅せられて、三原色のにじみ絵を広めている。大阪府枚方市在住。「金色のお城から」は、ひょうご芸術文化センター主催の手作りの絵本展に入選
