シュタイナーが1923年2月11日にドルナッハで一般的な聴衆を対象として行われた「私たちの中の目に見えない人-治療の根底にある病理」と題する講演録の訳書です。この講演は、シュタイナーの講演の中でもアントロポゾフィーの人間観、自然感の理解に欠かせない講演のひとつにあげられています。
「小箱講義」として親しまれている珠玉のような講演録
シュタイナー病理学入門の書
目次
私たちの目に見えない人間-治療の根底にある病理-
私たちの中の目に見えない人間とその作用
目に見えない人間の四つの機構
目に見える人間の仲の二つの流れ
神経に沿う流れと血液に沿う流れ(破壊プロセスと構築プロセス)
呼吸プロセスと脈拍プロセス
目に見えない作用を通して理解できる人間
血液プロセスの遠心的作用と神経プロセスの求心的作用
異物の京成と腫瘍(腫瘤)形成
結核傾向に対する治療
健康と病気の持つ相互作用
体の中の異物への反応-被包化
体の中の異物への反応-化膿
腫瘍(腫瘤)形成と炎症形成
発熱と冷え
毒とは何か
真の自然認識に基づく医術と社会的条件
植物の根(内服)と花(温浴)
注射の作用
物質の中に霊を見いだすアントロポゾフィー
アントロポゾフィーを支えるもの
