キリスト者共同体 小林直生司祭講演録
講演会宣伝用チラシより
福音書を読むと、イエスが来たるべき救世主、すなわちキリストであることをいち早く認識するのは、人間ではなく悪魔又は悪霊であることに驚かされます。
これは一体何を意味するのでしょうか？
又、「ヨハネによる黙示録」第十二章の「ミカエルと龍との天界での戦い」では、ミカエルが龍を克服し、天界から龍の力を奪ったのは良いのですが、この怒り狂った龍を、よりによって人類の住む地上界に投げ落とすのです。
神が単に人類の幸福のみを欲するのであれば、これは大変な矛盾であると云わざるを得ません。
そこで今夏は、現在至る処で顕著になってきた、この「龍」又は「悪」の兆しを、現代に生きるキリスト者がどう受けとめ、そして係わって行くべきなのかを、皆さんと考えたく存じます。
尚、この講演はキリスト教そして人智学の知識を前提としてはおりませんので、誰でも専門知識の前提なく参加できます。
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