シュタイナー学校の教室に一歩足を踏み入れるといつも黒板画に見とれてしまいます。
本書は、シュタイナー学校の「黒板画」に焦点をあてて丁寧に解説した類まれなテキスト(翻訳)です。
美しい絵画作品のような黒板絵。シュタイナー教育において黒板絵は教師の語りに命を吹き込む立役者です。本書では、長年シュタイナー学校の教員養成に携わった著者（マルグリット・ユーネマン氏）が、黒板絵の描き方・考え方について丁寧に解説します。
読み物としても面白く、また、パラパラとめくってアートブックとして眺めることができます。
訳者の小木曽由佳氏の まえがき には 氏の子息がシュタイナー学校の初日に出会った一本の線からの黒板・黒板画との喜びと驚きの出会いから、黒板画の持つ意味が、そしてもうひとりの訳者井藤元氏による あとがきには、なぜ黒板でなければならないのかが丁寧に語られています。
マルグリット・ユーネマン 著
訳者 井藤元/小木曽由佳
目次
訳者まえがき 7
はじめに 13
1.学童期の子どもが求めるもの 15
2.黒板画に大切なこと 17
3. チョークの扱い方 20
4.配置やバランスによる色彩の効果 30
5.数や文字の綴り方 34
6.文字- 母音と子音 36
7.人物-静と動 46
8,動物-生息と住処 58
9.植物-天と地をつなぐもの 71
10.地図-水と陸 80
おわりに 90
訳者あとがき 93
