2020年、長女が生まれたことを機に、子育てはむしろ子どもから大人が学ぶ営みなのではないか、と感じるようになりました。
失っていた感覚、埋もれていた記憶、初めて知ること……子どもと過ごす時間は、そんな気づき、発見、喜びに満ち満ちています。
『宇宙の子』は、「子どもを通して大人が学ぶ」本です。
創刊号は「センス・オブ・ワンダー」を特集テーマに据え、そこから広がる世界を深め、本にしました。
ーー美しいもの、未知なもの、神秘的なものに目を見はる感性ーー米国の生物学者レイチェル・カーソンは、遺作となった同名の著書('21年8月、新潮社より文庫版が発売)において、センス・オブ・ワンダーをそう表現しています。
子どもが教えてくれたセンス・オブ・ワンダーという感性は、これからの時代にこそ、人々の支えになるものだと感じています。
[Contents]
NEW ERA CHILDREN 新しい時代の子どもたち
文・ドローイング:kai(セラピスト)
SENSE OF WONDER センス・オブ・ワンダーを探しに
取材:原宿おひさまの会、撮影:馬場わかな
+IPPO PROJECT 自分たちの1歩 誰かの1歩――
インタビュー:井伊百合子(スタイリスト/プロジェクト主催者)
SKIN&CLOTHES 肌と服
スタイリング:中本コーソー、撮影:本多康司
ほか