リーヴァフッドは、本書において、
バイオダイナミック農法への愛を通して、
人間と自然の宇宙的な本質へと迫って行く。
人間は、植物以上に、包括的な意味で宇宙と地球をつなぐ存在です。
このことを深く心の中に受け入れますと、
どれほど植物と人間の間には密接な関係があるかに想い到ります。
可視の植物は、(昆虫がサナギから現れるように)
抜け出て行くプロセスの中で、
復活の中で、後に残された部分なのです。
《果実は太陽の力を通して成熟する》、
《植物は大地の夜の中で芽生える》
(本文より)
目次より
前書き
惑星の作用と堆肥調合剤
宇宙と人間における惑星のプロセス
土星・月・木星・水星・火星・金星・太陽の作用
惑星の作用のまとめ
個々の調合剤
調合剤502─ノコギリソウ
調合剤503─カモミール
調合剤504─イラクサ
調合剤505─オークの樹皮
調合剤506─タンポポ
調合剤507─カノコソウ
調合剤500─牛角牛糞
調合剤501─牛角シリカ
ベルナード・リーヴァフッド Bernard Lievegoed, 1905-1992
精神科医。 オランダ人智学協会代表。インドネシア・スマトラ島メダン生れ。
治療教育施設「太陽の家」設立1931。
人智学的な企業コンサルタンティング機関「NPI」設立し、
またバイオグラフィー的視点を取り入れた医療活動の基礎を築く。
若者のための自由大学設立、エラスムス大学で教鞭を取る。
人智学の社会化・実践に生涯を捧げた。
『人生の諸段階』『21世紀に向かって』『共同体を開発する』
『針の穴を通して』など、邦訳書も多数。
丹羽敏雄 Toshio Niwa 1943-
津田塾大学名誉教授、理学博士。ドイツ、イギリスなどで人智学を学ぶ。
ゲーテ・シュタイナー的科学、バイオグラフィーワーク、占星学、カバラを研究。
バイオグラフィー・ワーカーズ「ジュピター」会員。著作翻訳書など多数。