祝祭の祝い方や祝う意味、さらに祝祭を通してシュタイナーの意図したわかりやすく説明してあるこの本は、日本で幼児教育に関わっておられる先生や現在子育てをされていらっしゃる方々にとってシュタイナー幼児教育をより深く理解できるきっかけになると思いますし、理解した上でそこから自由な発想で新しいアイディアが生まれる手助けにもなるでしょう。 …訳者あとがきより
*この本はドイツの園で祝われている祝祭について書かれたものです。日本の祝祭について書かれた「日本の祝日と祝祭」はそれを補う形で書かれています。
子どもは、毎年くり返される季節の感覚的印象を通し、
祝祭とその背後にある世界との関連を直接体験します。
・・・季節のテーブルには、それぞれの季節に手に入れることのできる
植物界や鉱物界からの恵みを飾ります。
時期を象徴する特別なものを飾るのです。
子どもたちと一緒にいるときには、小さな物に特別な愛情をそそぎ、
その大切さを伝えていくことが特に大事です。
(本文より引用)
家庭や園で子どもたちと共に過ごす、祝祭の祝い方を提示する・・・
四季の意味を明かす、待望の書
全ページカラー、図版及び写真で構成。
要介護者や高齢者のためにも、四季折々の祝祭を
祝うことのの大切さを実感することができます。
フライヤ・ヤフケ
1937年生まれ。シュトゥットガルトのヴァルドルフ幼稚園
教員養成ゼミナール講師を務める。1990年に退官後も、
世界各地のシュタイナー幼稚園で教員養成に尽力。
『親子で楽しむ手づくりおもちゃ』など著作も多数。