原子力の時代に生きるために、
シュタイナーの時代の徴候学を紐解きながら
一人ひとりの命のかけがえの無さ、
宇宙的な意味を提示する
情熱と愛に溢れた人智学的脱原発論
ルドルフ・シュタイナーの「倫理的個体主義」に基づけば、
「そのことに愛が持てるならば、すべての行為は倫理的」なのです。
今までの間違った日本を支えてきた倫理的道徳観に従属することはありません。
国やマスコミがいう倫理道徳がいかにインチキだったのか・・・
これを一度解体する必要を感じます。
もし本当に心底唯物的な考え方で生きているならば、
本当に物質主義者になって、魂も霊も存在しないと確信するならば・・・
その人間の自我も魂も霊も、それっきりの人生で終わる。
本当に「魂は砕かれる」のです。
(本文より)
東日本大震災で亡くなられた二万の方々の尊い命が今、
霊的な世界に向かっている・・・
耳を澄ませるならば、この死者達の問いが聴こえてくる
*A5変型
*著者紹介
小林直生Naoki Kobayashi
1954年札幌生まれ。
1985年司祭に就任。シュトゥットガルト、ハイデンハイム、ケルンの集会ではたらく。
日本にキリスト者共同体設立のため1999年に帰国、東京を中心に活動。
2007年よりドイツ、ボーフム集会に赴任。現在、大阪集会に赴任。
阿倍野集会所を中心に活動の輪を広げている。
著書「宝石と四季のお祭り」(涼風書林刊)
訳書に「クリスマスの秘密/シュレーダー著」(同上)など多数。